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わが町黒松内町のおいて、その昔、農業・畜産業が盛んに行われておりました。しかし、1年の約半分が雪で覆われてしまう北海道でも有数の豪雪地帯ということもあり、農業などは特に収穫も不安定になりがちであったため、副業として、養蚕を行っていたそうです。ところが近年、高齢化や若者の減少により、農業・畜産業自体が困難になり、養蚕を行っていた人々も次々と減少し、現在ではまったくと言っていいほど行っていませんでした。

しかし、蚕の餌として育てていた桑の木は、生命力も強く、山里の自然と溶け込みながら、自生を始めました。そこで、我が団体の代表 澤田 世津子の発案により、自生している桑の木をできる限り利用し、養蚕を復活させることで町の活性化と、現在町をあげて取り組んでいる、老人福祉施設・障害者施設のリハビリの手助けを主軸とした活動を行う団体として『特定非営利活動法人 桑の木リハビリ工房』の発足を決断いたしました。

また、代表 澤田 世津子の実父『渋谷 吉尾』氏は、生前、かんじき作り等を通して、町の活性化に大きく貢献した人物であり、その意思を汲んだ活動団体であります。

この法人は、慢性疾患のある障害者等に対して、桑の木の育成と養蚕作業に関する体験指導を行い、生育した桑と繭の販売を事業として行うことで、障害者等の社会復帰を援助し、また児童に対して養蚕作業に関する生活体験指導を行い、地域社会の充実に寄与することを目的に活動しています。

黒松内生物多様性保全奨励事業

自然の恵み賞 受賞時

当NPO法人活動紹介スライド

目的
 養蚕作業や桑・繭の販売事業を通して、内臓疾患や躁鬱症、認知症など一般的な慢性疾患を抱える人、引きこもりの人々にとっての就労確保と社会復帰を援助し、生きる不安、経済的不安を取り除き、精神的健康と体力の回復に貢献すること。
 児童に対して養蚕作業に関する体験指導を行い、地域社会の充実に寄与すること。

事業内容
①障害とこころの悩み緩和・解消及び職業能力開発と雇用
 機会の拡充をめざす事業および児童の生活体験を図る事業。
②桑の木の栽培・育成指導と、収穫される桑の葉の販売事業。
③養蚕作業体験指導と、繭玉の製品化と販売事業。

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